Last Modified 20/09/08

☆カスピ海ヨーグルト、関連情報


2002年6月18日のワールドカップ日本VSトルコ戦の直前の時間帯に放映された日本テレビ系番組、ザ・ワイド の「口コミで広がったカスピ海ヨーグルト、主婦に人気のわけ」というコーナーで紹介されました。 コマーシャルを除くと約18分25秒の特集です。

 

番組を見逃された方にも情報の共有が出来るように番組内容を文字データにしました。 作業は埼玉のGさんに協力していただきました。何度も聞き直して修正しておりますの十分再現できていると思います。 参考にしてください。  

 

番組の内容は次のとおりです。
 


さて続いてですが、最近花粉症に効く、,またダイエットにもいいということで注目されているのがヨーグルトなんですが、そのヨーグルトの中でもなんとお店では売っていないあるヨーグルトが主婦の間で口コミで広がっているというのです。ご覧下さい。

(冷蔵庫を覗いて)
「えっ!ちょっと待って下さい。あの白いのみんなヨーグルトなんですか?」
「そうです。」
「6ビンも入ってますよ。(7,8…)えっこれも?」
「で、こうしてここに置いときます。」
「なるほど、随分並んでますね。」
「そうです。」

一部の主婦達に口コミで広がり密かなブームを呼んでいるという、このトロリと糸を引く白い物これはカスピ海ヨーグルトと呼ばれている物で、100歳を超える長寿のお年寄りも多く住んでいるカスピ海沿岸のコーカサス地方で食べられているヨーグルト。どうやら普通のヨーグルトとは何かが違うらしいんです。

(インタビュー:カスピ海ヨーグルトを食べたことのある人は…)
インタビューアー「お味はいかがです?」
主婦1「おいしいです。」子供「おいしい!」
インタビューアー「(子供に向かい)おいしい〜。」「市販のヨーグルトと比べて?」
主婦1「あ〜。やっぱり違いますね。コクがあってね。」
男性「これを食べ初めてからはその〜お腹があの壊すようなことは少ないですよね。」
主婦2「単純なことなんだけどこれを作るのが面白い。なんか自分だけでこれやってるのもったいないかな?他の人にもこう、こういうの幸せを分けてあげたい。みたいな。」

ところがこのカスピ海ヨーグルト一般には売られていない代物なんです。食べたければ人から種となる菌を譲ってもらい自分で増やすしかありません。ちょっと面倒なこの作業、しかし、カスピ海ヨーグルトを手に入れた主婦達の多くはどうやら増やすこと自体に楽しみや喜びを感じている様なんです。はたして主婦達を夢中にさせるカスピ海ヨーグルトって一体何なんでしょう。

口コミで広がった…カスピ海ヨーグルト主婦に人気のワケ
希少価値?“市販されていない”カスピ海ヨーグルト 何が違う?


このカスピ海ヨーグルトその姿を拝もうと思ったら実際に増やしている人のお宅に伺うしかありません。と言う訳で私達は去年の暮れからカスピ海ヨーグルトを作って食べているという大里さんのお宅へ伺うことに。
(冷蔵庫を覗いて)
「えっ!ちょっと待って下さい。あの白いのみんなヨーグルトなんですか?」
「そうです。はい。」
「すごい1、2、3、4…6ビンも入ってますよ。(7,8…)えっこれも?」
「はい、そうです。」
「是非自慢のヨーグルトをちょっと見せて頂いて。」
「は〜い。」
「あっ、綺麗に出来てます。これ、えっ、これがヨーグルト?」
「ええ。」(スプーンを取り出す。)
「あんまり乱暴にしない方がいいんですよね。なんか生きてるっていう、こうゆうんで。それでこう」(スプーンでかき混ぜる)
「すごい、トロトロ」「トロトロなんですよ。」
「ヨーグルトの匂いはそんなに」
「そんなにきつい匂いはしないですよね。」
「うん、鼻をつけないとほのかにって。(一口食べる)あれまぁ。結構ヨーグルトってクセがありますよね、だから、何か入れないと食べにくいかなって思ったんですが、」
「あの、市販のより酸味が少ないでしょう。」
「(うんうん)そんな感じ、酸っぱくないですねぇ。いかがですか、初めて召し上がった時。
「うん、そうですね、なんか口ん中入れた時にトロッとして、あれ、いつもの感じとは違うな〜っていう感じがしましたね。」
子「このヨーグルトをずっと食べてたから他のおいしいヨーグルト食べてもあんまりおいしくない。」
「もう、お家のヨーグルトの方がおいしい?」
子「食べる気ない。」
「そお〜」

ちょっと出汁が薄い時、味噌汁に入れてコクを出したり、野菜とあえたりと食卓ではカスピ海ヨーグルトが大活躍、去年の暮れ三重の親戚の家で初めてカスピ海ヨーグルトに出会ったという大里さんそれまではヨーグルトの酸っぱさが苦手で目の前に出された時も
「食べられるかな?食べられなかったらどうしようと、断れないし…なんて、食べたらおいしかったんですよ。食べたらトイレ行っちゃったんですよ。その時は。」(食べたとたん、お通じが!!)
「食べてすぐ?」
「うん。」
「もう食べてる間にね、お腹がゴロゴロいい始めて、失礼しますって言ったの。」

カスピ海ヨーグルトの作り方

「容器、消毒というか殺菌しないとね。」(容器を電子レンジにかける。)
「あ、殺菌。」
「どこ行くんですか?」
「ちょっとね、これもやっぱり変な菌あれされると困るんで。」(スプーンをコンロであぶる)
「これが今朝、夕べ仕込んで今朝できたんですね。」
「こんなちょっとでいいんですか?」(スプーン1杯を容器に入れる)
「そうです。」
(1)カスピ海ヨーグルトを大さじ2杯
「そして市販の牛乳を。あの、成分無調整ね。もうこの位でいいですね。もしあのたりなかったら、ちょっと入れますので。」
(2)A牛乳(成分無調整)を500ml注ぐ
「でこれ、生きてるかなって感じで、菌が壊れないようにケガしないように」(スプーンでそっとかき混ぜる。)
(3)密封しないようにティッシュでふた
「それで息できるようにこうしておいて、(ティッシュでふたをして)、寄せ豆腐のざるでこうして(さらにふたをする)」

なんと作業はたったこれだけ。今の時期なら6〜8時間常温で置いておくだけでビンの中味が全てヨーグルトに。出来上がったら冷蔵庫に保存します。このカスピ海ヨーグルト誰でも簡単に作ることができるという所に人気の秘密があるようです。

「単純なことなんだけどこれ作るのが面白い。なんか自分だけでこれやってるのもったいないかな?主婦の感覚でいくと安上がりでしょう。これで80円位だと思う。大体200円位するんじゃないですか?あの500mlのもの。200円はすると思うんですよ。他の人にもこう、こういうの幸せを分けてあげたい。面白くなっちゃうんだよね。やってると。」

既にご近所や知り合い40軒近くにカスピ海ヨーグルトの種を分けてあげたという大里さん、時には気温の変化で上手く固まらず再び貰いに来る人などもあるということでヨーグルト仲間の輪が途切れることはないようです。

一方こちらはオフィス。夕方5時勤務時間が終わると同時に給湯室へと向かう一人の女性が、
「な、何やるんですか?これから。」
「ヨーグルト作ろうと思ってるんです。」
「え、えっ、ヨーグルト?」
「ええ。」
「会社で?」
「会社で、すいません。まあ、時間外ですから。はい、はい。」

カスピ海ヨーグルト歴半年という藤田さん、家だけではなく、会社でもヨーグルト作りに精を出しています。仕事が終わるころ作ると翌朝出勤するころには丁度いい具合に出来上がっているとか。

(新しい牛乳パックに種菌となるヨーグルトを入れる。)
「周りにくっつかない様にくっつかないように、スプーンとか使わないようにして、こうしてさっと。」
「絶対回りに着かないように。」
「私は。こだわってます。」
「それは?」
「なんか、そこが、こう濡れるっていうかこぼれたりするとそこに菌が付きやすいような気がして」
「こう、周りにも?」
「周りに、なんとなく気がして」
「で、これを閉じます、で、閉じて振ります。」
「え、スプーンでかき回さないんですか?」
「そうです、私は道具を使うのちょっとそれも菌が付くような気がして私はこうしてます。そしてこれにこれをまた開けて、呼吸をするというか、ボコボコボコボコ中ですると思ってますので、それでここに私はこれをオムツといっているんですけれど、」
「なんておっしゃいました、今?」
「おむつ、生き物ですから。」
「なるほど生き物だから」
「ここに掛けて」(ティッシュを掛けて)
「オムツをしてあげて」
「はい、でこうして(口を輪ゴムで止めて)、こうしてここに置いときます(暗所に置く)。」
「なるほど随分並んでますね。」
「そうです」
「それにしてもですよ。家でやればいいのにどうして会社でまで。」
「いや、会社さぼっている訳じゃないんです。(笑)広がっていけば駄目になった時に貰えると思ってそれだけの根拠なんです。こうしておすそ分けをしておけばいつかまた駄目になっちゃったのと言って貰えると。」
「そしてまた始められると。」
「そうです。やっぱ、だめになった経験があってやっぱり生き物だなって感じる。でオムツなんて言い出しはじめちゃったとか、そういうのありますね。」

手に入れるにはこうやって知人から譲ってもらうしかないカスピ海ヨーグルト。どうやらその希少価値にも人気の秘密が。

街頭インタビュー
主婦1「でもあれなかなか手にはいんないんじゃないですか?」
「友達から友達へ…」
主婦1「そうですよね。」
主婦2「手に、もしね入るんだったら欲しいなと思ってね。売ってたら買おうかななんて思ってたんだけどまずないもんね」

ご近所の友達がそのまた友達から貰った種を譲り受けたという藤田さん。そうまでして、みんなが手に入れたがるカスピ海ヨーグルトって普通に市販されているヨーグルトとどう違うんでしょうか?


●ルイ・パストゥール医学研究センターへ
私達は一路京都へ。カスピ海ヨーグルトの成分を探るべく乳酸菌の研究に詳しいルイ・パストゥール医学研究センターへと向いました。

(岸田綱太郎理事長に面談)
「先生どうぞよろしくお願いします。これがカスピ海のヨーグルトなんです。分析していただけますでしょうか。」
「はいはい、これは、研究したいと思ってましたんで是非やらせていただきます。」
「よろしくお願いします。」
「どーも、どーも。ほーこんなんどろどろしてる、なるほど」

はたしてカスピ海ヨーグルトにはどんな成分が含まれているのでしょうか、そして普通のヨーグルトとの違いは
(赤谷室長)
(顕微鏡を覗き、モニターに映し出す)
「ここ鎖がズラ〜って」
「この黒い少し長い」
「数珠のようになって流れて行ってますね」
「グニュグニュグニュっと」
「これがあのネバネバ物質を作る原因となっているラクトコッカス・クレモリスっていう乳酸菌なんですね。」
「それは他の市販されているヨーグルトには見かけない菌?」
「え〜と、日本ではほとんど市販されていないと思いますけれども。」
「カスピ海のヨーグルトの特徴的なものなんですね。」
「そうですね。この菌がそういう常温で増えやすいという性質をもっている菌だからまあこうできる訳ですから市販の物というのはもっとあれですね。増殖に適する温度というのはもっと高いですからこんなに簡単にはヨーグルトできないですね。」

カスピ海ヨーグルトには日本で市販されているヨーグルトには含まれていないラクトコッカス・クレモリス菌という乳酸菌が含まれていたんです。そしてこの菌が20℃、30℃という常温で繁殖するという性質を持っているため自宅でも簡単に増やすことができるようなんです。簡単にしかも安く作れるそして市販では手に入らない希少価値が相まって人気を呼んでいるのかもしれません。しかし、ここでちょっと疑問、そもそもこのカスピ海ヨーグルトを日本で流行らせたのは誰だったんでしょうか?そのヒントはヨーグルトと共に伝わるなぞの手紙にありました。


●家森教授
予防医学の権威で世界各地を巡り食べ物が体に与える影響を研究している家森教授、16年前長寿の村と言われるコーカサス地方を訪れた際このカスピ海ヨーグルトと出合ったといいます。それにしてもカスピ海ヨーグルトを日本に持ち帰ったきっかけってなんだったんでしょう、私達はその理由を聞くため家森教授のお宅へと伺いました。

「1986年、87年です。2年にわたり調査しましたですよ。テーブルの上にはね、もうぶどうだとかプルーンだとか桃だとかもう果物がありったけ出てくる訳ですね。そしてお野菜も本当に新鮮な高原野菜食べてました。で同じ様な食べ方をしたら私達はお腹を壊しちゃったんです。牧畜地帯ですからその素晴らしいねぇ果物といえどもハエがたかってたんですよ。で、日本人はねぇそんなハエのたかった物を食べたらやっぱりお腹壊します。で、大変な目に合ったんですが、向こうの人はもうなんともそんな病気関係なしですよね。それで何かいい事をしてるんだと思ったんですよ、どうもヨーグルトではないかなとそんな風に思うんですね。」

地元の人達のパワーにあやかろうとカスピ海ヨーグルトを日本へ持ち帰ったという家森教授、以来16年間に渡り奥様の百合子さんが家森家のカスピ海ヨーグルトを守り続けています。
「もう、ペットです。私の」
「ええ?なんておっしゃいました、今?」
「(笑)私の所のペットなんで」
「ペット?」
「ペットです。」
「あの、たくさん菌があって」
「ヨーグルトちゃん。」
「名前も全部付けないといけないんでしょうけどね付けてませんがね。」
「奥様の心の潤いにもなっている?」
「う〜ん、まあ、そうでしょうね。これ続けてれるしって言うのは糠床絶やさないで続けてるし、って言うのと似てるんかな?」

実は奥様は小児科の医師。学会などで忙しい毎日を送っています。16年の間にはカスピ海ヨーグルトが固まらなくなってしまったり酸っぱくなり過ぎるなど失敗しかかった経験も。しかし、そうした時も決して諦めず比較的良さそうな種を選び繰り返し牛乳を注ぐことで気長に菌の状態を良くしていったのだといいます。

「中で菌が今どうやって動いているかなっていつも思いながら、食べ物だと思わないでほしいんですよ。食べ物だと思ったら失敗しちゃう。汚くなった物すてちゃう。生きてるその中に菌が…って。だから復活した。」
「生きてるんだから。」
「うん、生き物だから。はい、はい。」
「だから少し手を」
「おそらく皆ねこのヨーグルトを飼いだすとそうゆう心境にみんななってくるんだと思う、で大事に大事にしようとする様に、人がそうゆう風にしたいと、花の世話をするとかなんかと同じ」

そんな奥様の努力と愛情のかいもあって家森家の食卓には毎日カスピ海ヨーグルトが並びます。でもお二人が食べているヨーグルトちょっと変わった色ですね。いったい何を入れているんでしょう。

「ヨーグルト、多少気になる人はコレステロールがやっぱあるなとこう思われますよね。コーカサスのヨーグルトは特にそうですよ。まあね乳脂肪の高い物でうまくできますからね。その時にきな粉が入りますとね。きな粉の大豆蛋白はこれはコレステロールを下げてくれます。だから動脈硬化の予防になる。」
「きな粉入りのヨーグルト、私ちょっと頂いてみたいんですけど」
「どうぞ、どうぞ。きな粉のみならずね、あの日本の独特のやっぱりお茶もいいですよ、ごま、ごま、はい」
「ごま、ごまもいいんですか」
「これ全部一緒に入れてもいいですか。」
「はい、もういいです。もう一緒に入れると大変いいです。」
「これ全部混ぜても喧嘩はしないで?」
「ええ、喧嘩はしなくてお互いに助け合う」

人から人へと伝わりその輪が広がりつつあるカスピ海ヨーグルト比較的簡単に増やせるとはいうもののやはりその扱いには生きている菌であるがゆえ、それなりの注意とマナーが必要です。この急激な広まりかたに家森教授も少し懸念を抱いているといいます。

「コーカサスでやってるように、まあ、漬物の糠床のような形で皆さんが納得して、そしていいなと思ったら分けてあげて手渡しで広がっていくっていうのが、まあこれがいいやり方なんじゃないかなと思うんですけれど、ただ無責任にね、何かいいものがあろうというような事を宣伝して売りつけるとか、これとんでもないことだと思います。食べ物本当に健康にいいこともしますけれども、もし間違った使い方をしたら大変なことになりますよね。その点は注意しないといけないと思いますね。


●スタジオ
「うん、取材をきっかけにヨーグルト生活を始めてしまったという宮川さんですが」
「そうなんですよ、種を分けていただいて、毎日、まあ1週間程ですかね続けているんですけれどもね、皆さんのおしゃること分かるんです。楽しいんですよね、朝起きると少し種を入れて牛乳を注いでおくとヨーグルトが生まれている、皆さんこう、やってらっしゃる方に伺うと食べ物を作るというよりは育てているんだとおっしゃるかたが多くてどうやらガーデニング感覚なのかな、ヨーグルトっていうのはとっても体に良くてお腹やなんかにもいい物だと言われているから、毎日自分で作って食べるというのはいいことだと思うんですね。気になると思います。ちょっとご覧下さい私の目の前に、えーこのカスピ海ヨーグルトとそして市販のヨーグルトを置いてみました、これがその噂のカスピ海ヨーグルトなんですがご覧下さい生クリームの様でしょうほら。こんなトロトロトロ…としてるんですね。そしてこちらが市販のヨーグルトです、勿論ヨーグルト効果はあるんですが、ほらポタッポタッとしていて水分と乳成分のところが分離したりもしているんですね。ですからこの同じヨーグルトでも乳酸菌が違うのでこの様に出来上がりが違って味もまろやかになっているようです。ただあの家森先生もおしゃっていましたが、これ人から人、友達から友達にと伝わって行ってる物で、今日本ではこの菌の入ったヨーグルトは市販されていません。まあ、欲しいなということでインターネットなどを見るとその売りますとか郵送しますという物があるのですが、やはりこれ食べる物です、このままいただく物ですからその中でもしも雑菌が入ってしまったりとか、それからあの腐ってしまったりとかいうことも考えられますので、そういう風に郵送でというのは絶対にやめたほうがいいだろうと、誰か近所でやっていたお友達から新鮮な種を分けていただいてそして手に入れた人が育ててみんなでヨーグルト効果を体感できればいいのではないかとそういうお話でした。」
 




 

 

 
 
 
 

  

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送